108番目のキノコは書けたかな?

今回、ゲームクリエイターが知るべき97のことに書かせていただきました。


私としては、この本に書かせていただいたことは、大変に光栄です。
というのも、私には、「〜が知るべき97のこと」が憧れだったからです。


以前、きのこ本(プログラマが知るべき97のこと)を買い、監修のt_wadaさんにサインをいただいたのですが
(自分は、自分自身がサインを求めらた時に、どのように書いて良いかわからずうろたえてしまうので、
皆さんがどのように書くか学ぶため、すきあらばサインを求める行動に出ます)、
その際にこのような言葉を書いていただきました。


108番目のキノコは、あなたが書いて下さい


そう、オリジナルは、97個ですが、それに日本人の10本を加えた次の存在を引き継げるか
と、いうメッセージを受け取ったのですが、この言葉が自分の心の中に強く引っかかっていました。
なぜかを考えてみたのですが、きのこ本で日本で執筆された方々は、時々お会いしているt_wadaさんやhyoshiokさん、
ちょこっとだけ知り合いのまつもとさんや、10年ぐらい前からの知り合いの森田創さんといった、
自分に比較的身近な人たちが書いているというのが大きかったのかもしれません。


身近なのだけれども、手が届いていない存在。それが私の中でのきのこだったのです。


もちろん、その後に、「プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと」など、
たくさんの「97のこと」本が出たので、108番目とは言えないですが、
それでも自分の中ではそうそうたるメンバーの後に続くことができるのではないかと、
今回の話を聞いた瞬間に一も二もなく引き受けさせていただきました。


今回、その期待を裏切らないような結果が出せたのかはわかりませんが、
他の素晴らしい方々のきのこが密集していますので、是非とも読んでいただければと思います。


あ、あと、オライリーの担当さんには、今まで、本を書くと言って書いていない「書く書く詐欺」を働いていたので、
そのほんの何分の一かでもお詫びができていれば幸いです。

もちろん、編集の吉岡さんにも感謝です。




ゲームクリエイターが知るべき97のこと
作者: 吉岡直人
出版社/メーカー: オライリージャパン
発売日: 2012/11/05
メディア: 単行本(ソフトカバー)